介護職のキャリアは法人次第?社会福祉法人・医療法人・株式会社の違いと出世ルート

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今回は法人母体ごとに歩めるキャリアの説明をできればと思います。
母体ごとの給与の話は以前の記事を参考にしてみてください!

はじめに

株式会社で頑張っていた方が社会福祉法人に行くとビックリされる方も多いです。
「こんなことまでやるの?」と(いい意味)

お金にならないことでも利用者のためになることならやる!を体現できているいい例だと思いました。

そんなことがわかる内容になっていると思います。
では、早速ですが

介護職のキャリアは法人によって変わる?

結論から言うと大幅に変わります。将来どうなっていきたいか?を考えて転職するのも1つの手です。
(あまりここまで出来ている人は少ない印象)

介護職は無資格や未経験からでも始めやすく、将来的にも非常に安定した雇用を臨める職種です。
もし今から介護職として頑張っていきたいと思いこれを見てくださる方がいるなら、まずはこちらを見てください。

「将来的にも長く働けるから」という理由で介護業界に来られる方も多くいます。
長く働いていこうと思っているのであればしっかりと法人母体ごとのキャリアステップの違いも分かっておくべきです。
どこで働くかによって、昇進のしやすさや給料アップに違いがあります。

介護業界の主な法人母体とは?

  • 社会福祉法人(特養やデイサービスなど)
  • 医療法人(病院併設の介護施設など)
  • 株式会社(民間企業)(有料老人ホームや訪問介護など)

以前もお伝えしましたが、大きく分けるとこの3つになります。
運営している施設形態はあくまでも一例です。
デイサービスでも株式会社が運営しているところもあるので、法人はしっかりと確認することが大切です。
では、それぞれどのようなキャリアパスの違いがあるのでしょうか。

法人ごとのキャリアアップの特徴と違い

・社会福祉法人

公的な支援を受ける法人で安定感があることが特徴です。
また、地域住民の福祉を向上させるという目的で設立されるため、特定の地域に密着した活動を行うことが求められます。
つまり基本的には昇進昇格をしていっても転居を伴う転勤などはありません。
長くゆっくりと働きたいという方にはうってつけの施設でしょう。

昇進ルート例
介護職員 → 主任 → 施設長 → 法人本部職員
だいたいこんな感じです。

資格取得支援など、そういった手当は厚いのですが昇進スピードはそれほど速くありません。

これは、社会福祉法人が地域に根差した運営をしていることが関係します。
わかりやすく言うと、施設を建てる地域が限定されているわけです。つまり施設の数が限定的になります。
また、「長くゆっくり働く」という言葉通り福利厚生面も整っているところが多く、ある程度長く続けている人は
わざわざ転職をしようとならないわけです。

限られた施設の数の中ではポストも限られるわけですから、ゆったりとした昇進スピードになります。

社会福祉法人で働くとマッチする方はこんな人です。
・安定した環境キャリアアップもしていきたい(ゆっくりですが組織は拡大するのでチャンスあり)
・色々な施設の経験を転職をせずとも出来る環境が良い(特養だけではなく色々な施設があることが多い)
売り上げなど気にせず人のために働きたい!(この考えがあれば一番合います)
・住宅手当などの福利厚生を重視する(当然ない場合もあります)

公務員をイメージして頂ければ、そんな感じです。

・医療法人

医療機関が母体なので、医療との連携が強いことが特徴です。
病院や老人保健施設、介護医療院などがイメージしやすい医療法人の施設でしょう。
老健は病院の横にあることが多く、老健の1階部分にデイケアがあることが多いです。
医療的ケア(喀痰吸引、経管栄養、血圧測定、服薬介助等)を学べる環境があります。
中にはサービス付き高齢者向け住宅や訪問介護も並行して運営している法人があります。

非常に大きな法人を除いてはこちらも地域に根差した運営をされている所が多いです。
基本的には転居を伴う異動はありません。

昇進ルート例
介護職員 → ケアマネージャー → 介護主任 → 施設長
大体こんな感じですね。

はっきり言うと、昇進昇格をしていきたい!という方へ医療法人は不向きです。
施設長より上のポストはほぼなく、介護主任で止まることがほとんどです。
ポストが限られていることは社会福祉法人と少し似た部分もあります。

ケースとしては一族経営になっている法人も多くあります。また、年功序列の色が強く残っている法人もあります。

医療法人で働くとマッチする方はこんな人です。
・安定した環境で働きたい人(賞与が高いところが多い)
・医療的ケアに関心がある人(経験を積んでいくには最適)
・「現場で働くこと」を重視する人(管理職などは興味がない)
・終の棲家としての利用ではなく、在宅復帰を目指す前向きな利用者の介護がしたい人(老人保健施設に限る)

医療法人は超安定型です。
コロナのようなパンデミックが起きた時に株式会社や社会福祉法人は賞与の支給ががくっと下がりました。
しかし医療法人は下がらないところが多く、一番安定していたと言えます。
将来管理職などには興味がなく、現場で利用者とか関わりたいという方が向いてます。

・株式会社

実力主義です。昇進昇格を早くしたい!という方にはうってつけです。
有料老人ホームや訪問介護事業所を運営している法人が多いです。
営利を重視するわけですから、増やせば増やすほど売り上げは上がります。
そのため施設の拡大が非常に速い特徴があり、ポジションがたくさんあります。

昇進ルート例
介護職員 →主任やサービス提供責任者 → 管理職(施設長) → エリアマネージャー
こんな感じです。

めちゃくちゃチャンスあります!
管理職年収700万円などもよく耳にしますし実際に求人としてあります。
また、管理職まで上り詰めれれば他業種での管理職としての転職も可能にするでしょう。
ニーズが有り余っている業界ですので、ほかの業界でマネジメント業務をしていきたいと思っている若い方でも、介護業界で頑張ってまずはマネジメント業務の経験を積むのも一つの手かも知れません。
頑張ればそのくらい早く昇進します。
ただし、役職が上がるにつれて全国転勤の可能性も出てきますので、そこは頭に入れておいてください。

介護業務だけではなく、将来的にはその介護業界を支える役職で仕事をしたいと思っている方は向いてます。
もちろん、そんな大きな志がなくても株式会社の魅力は多くあります。

株式会社で働くとマッチする方はこんな人です。
・とにかく収入を重視する人(法人差はありますが、高いところは非常に高い※以前の記事
・昇進・キャリアアップを重視する人(拡大に向けてポストがたくさんあります)
・新しい挑戦が好きな人(有料老人ホーム・サ高住・訪問等多岐にわたり運営しており自分次第で異動可能)
・施設の立ち上げを経験したい人(上記と似てますが、新規オープンする施設が多いです)

しかしリスクもあることは頭に入れておかなければいけません。
前述しているコロナの時もそうです。非常に脆い一面がありますし倒産リスクも一番多いです。
転職をするなら絶対にある程度大きな株式会社にしてください。

介護職から見る株式会社

介護職の方は「何か人のためになれれば」と介護職になります。そのため「利益を求める会社」というところに非常ネガティブな印象を持たれている方も多いです。
気持ちはわかりますし、実際にあまりよくないことをしている法人もあります。
最近では株式会社サンウェルズの不正請求の件で業界が震撼しました。

それでも言い切れることがあります。
転職をするなら、ある程度大きな株式会社を受けてください。

『大きな会社を選ぶ理由』

株式会社は他の2法人と比べて国からの支援が少ないです。
そんな中施設の運営をし、職員に給与を支払い、拡大をしていく。
当然利益を求めていかなければいけません。

介護を必要としている人のために働く⇔利益を求める

ここを上手く捉えられない方が多く、昇進昇格を狙いたいけど株式会社は….と避けてしまう方がいます。
でも安心してください。おかねおかねでうまくいっている施設はありません。

もちろん売り上げを確保するための稼働率は大切なのでスタッフにそこを求めに行くことはあります。

考えてもみてください。
昨今のインターネット社会で評価されていない施設に大切な家族を預けようとは思いません。
利用者とその家族から評価をされて、どんどん売り上げが上がっていくわけです。
必要のないケアを強要したりしている施設は繁栄しません。

つまり、大きな法人はしっかりと評価されて大きくなっています。
大きくなると福利厚生面も整えられますし、職員への還元もできます。
さらに施設の数も増やせていけます。そうすると管理職などのポジションも多く出てくるので昇進昇格のチャンスがあります。
また、法人が大きくなればなるほど1つの施設で不祥事が起きた時の波及が凄くなります。そのためコンプライアンスや教育に力を入れている法人が多く非常に働きやすく、全国区の施設の離職率は実は一番低かったりします。
株式会社だから利用者のために働けない..。なんてことはないのです。

まとめ

自分に合った法人でキャリアを築いていくことは非常に大切です。
1社目でそういった環境に身を置ける方もいるでしょうし、そう思って入った会社が自分に合わなかったという方もいるでしょう。

自分に合ってるか合ってないかなんて極論入ってみなければわかりません。
それでも以下のことは意識してください。

・法人ごとにキャリアアップの道は異なる
・どこで働くかで「昇進スピード」「給与の上がり方」が変わる
・将来の目標に合わせて、自分に合った法人を選ぶことが大切

以上です!参考にしていただければ嬉しいです☺

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