前回の記事では未経験や経験の浅い方がどういった規模の法人(事業所)を選べばいいのかということをお伝えさせていただきました。
今回は具体的にどのような形で転職活動を進めていくと良いのかというざっくりとした視点でお話しできればと思います。
未経験から介護職への転職は可能です!
こちらは以前の記事でもお伝えさせて頂いた内容になります。
売り手市場の介護業界での転職は特に難しいものではありません。
しかしながら正しいステップを踏まなければ望まない環境で就業を余儀なくされることも確かです。
では実際にどういった流れで転職活動を進めていくべきでしょうか。
私が思う失敗が限りなく減るステップを説明させていただきます。
介護職の仕事内容を理解する
当然です!が、出来ていない方が本当に多いです。
自分が働く業界のことでも、「○○が良いと聞いたから」「○○はしんどいと聞いたから嫌だ」などなど…。
友人や人から言われたことで意思決定をしてしまう方が多くいらっしゃいます。
これでは、転職活動はうまくいくはずがありません。
まずは仕事内容を理解するべきです。
『身体介護』・『生活援助』・『レクリエーション』
まずはこの3つの内容をなんとなくでいいので把握しておいてください。
・身体介護:食事をはじめ入浴や排泄、移動や更衣など利用者の身体に直接触れて行う介助サービス
・生活援助:掃除やゴミ出し、洗濯やベッドメイク(シーツの交換や布団の上げ下げ)、衣類の整理や修理、一般的な調理(献立や買い出し、片付けなど)、生活用品の買い物や薬の受け取りなど
・レクリエーション:個人や集団で娯楽やスポーツを行うことで、疲労を癒したり、元気を回復したりすることを目的とした業務
介護施設ごとの違いを把握する
ここも非常に大切な部分になってきます。
特別養護老人ホーム・老人保健施設・有料老人ホーム・デイサービス・デイケア…..たくさんの施設形態があります。
では、なんとなく仕事内容が把握できていて、身体介護の経験を積んでいきたいと思っているとしましょう。
しかし日中(日勤)しか働けず、正社員希望の場合、どの施設形態を選ぶでしょうか?
多くの人はデイサービスを選びます。「日勤で正社員=デイサービス」という式が完成しているからです。
しかしデイサービスというのは他の施設と比べて介護度は低く、身体介護の経験を積むのには不向きです。
狙うべきなのは、病院・特養・老健・訪問介護です。
しかし訪問介護以外の施設形態は基本的には365日24時間稼働しています。
夜勤が出来なければ正社員になれない施設が大半ですが、20施設に1施設の割合ぐらいで日勤正社員での就業が相談ができるところがあります。まずはそういったところから当たっていくべきでしょう。
やりたいことが有るにも関わらず、入職してからそれが実は出来ない施設だった。ということが起こりえます。
介護士の業務内容を調べる⇒やりたいことが定まればそれができる施設を探す⇒そこから自分の希望の就業条件(日勤なのか夜勤も出来るのか、日曜日固定休みなのか等)でフィルターをかけていくと良いと思います。
※余談ですが、上記の例のような身体介護の経験積みたいけど日勤帯の求人がない!という場合はデイケアをお勧めします。
基本的には老健と併設されていて、機会があれば異動が出来る可能性があるからです。
もしくは特養併設のデイサービスなど、挙げれば色々あるのですが長くなりすぎるので今回は止めておきますm(__)m
このように、業務内容の大枠を理解し、施設形態の特徴を掴むだけで自分が働いているイメージが出来るようになります。ここまで出来れば転職後のミスマッチは限りなく少なくなるでしょう。
エージェントサービスのメリットとは
転職の方法にはいくつか方法があります。
インターネットで『介護 求人』と調べる。ハローワークへ行く。法人のHPから応募するetc…
これらの方法を否定するわけではありません。
ここへ行きたい!と思っている法人があるのであればその法人のHPから応募するのが1番良いです。
しかし、それ以外の場合はデメリットが目立ちます。
『介護 求人』と調べても細かな条件が載っていなかったり実際どんな施設なのかイメージつかない。
ハローワークの職員の方も相談には乗ってくれますが、職員の方々は介護職の専門ではなくただ求人を預かっているだけです。
転職の一番の近道はエージェントサービスを利用することです。
エージェントサービスとはどういったものでしょう?
Aさんという方がいたとします。
そのAさんを担当する介護職専門の転職支援アドバイザーが付き、希望条件をヒアリングしAさんに合う施設や法人を紹介してくれます。もちろん介護についてあまりわからない場合は質問すればすべて教えてくれます。
メリットがたくさんありますが、気を付けるべき点もあります。
まず、メリットを確認します
- 無料で活用できる
- 忙しく時間がなくても代わりに希望に沿った求人をピックアップしてくれる
- 内部事情を知っている場合がある
- その法人に合った面接対策をしてくれる
- スピード感を持って転職活動を終えられる
めちゃくちゃいいですね。
しかしデメリットもあります。
- 知見のないアドバイザーがいる
- あまりよくない求人を紹介される場合がある
- 担当者の相性が悪いことがある
エージェントサービスのデメリット
前述したデメリットを1つずつ見ていきましょう。
”知見のないアドバイザーがいる”
これは言葉のままの意味です。
新人であったり、勉強不足であったり…そもそも施設へ行ったことがない人も多くいます。
転職という人生の大きな分岐点の中でそういった人にはあまり相談したくないですよね。
ではどうすればそれを見破れるでしょうか。
いくつかありますが、1番大きなところは1つです。
条件面の提案しかしてこない
どういったことでしょうか。
働くうえで休みや給与や福利厚生はめちゃくちゃ大切です。
転職する求職者は、そこしか見ていないといっても過言ではないでしょう。私だってそうです。
しかし、給与や休みだけで入職をしてしまうと大半はミスマッチになります。
事実、入社時に500万円ほどの給与提示を頂ける施設でも早期離職者がたくさんいる施設も知っています。
「○○だからあなたに合うと思うんです」
という提案がないと信頼に値しないといっても過言ではありません。
例えばですが、
①「年収○○万円で休みが120日ある○○という施設どうですか?オファーを頂いております」
②「Aという施設は○○万円の年収があると思うのですが、Bという施設は30万円年収下がります。でも○○という取り組みをしていて、新人向けの研修で○○ということをしている。施設長のCさんの考え方がこうなのであなたに合うと思います。」
あなたにはこういうものが向いていると思う!と提案をしてくれる人に担当をしてもらってください。
”あまりよくない求人を紹介される場合がある”
1番してほしくないこと1位だと思います。ではどうすれば回避できるでしょうか。
結論から言えば、いくつかの施設を見るべきです。
まず、何をもってよくないのか?を考える必要があります。
激務だからあまりよくないといわれている、人間関係が悪いとうわさがある、残業が凄く多いらしい。等々
これらは人によって感じ方が変わってくる部分です。
ゆっくりと働きたい人からしたら激務は地獄でしょう。しかし働くときはバタバタしてあっという間に時間が過ぎる環境が良い!という方からしたら合っている環境かもしれません。
人間関係にしたってそうです。AさんはCさんのことを嫌いというが、私はそんなことない。なんてことは往々にしてあります。残業が多いことも、残業代でしっかり稼ぎたい!という人にとってはありがたい環境です。
実際に見てみないとわからないことは多々あります。
しかし、ここで注意点があります、
・激務だから ⇒ ずっと人が足りていない
・人間関係が悪い ⇒ 上が黙認している
・残業が凄い ⇒ 残業代が出ない。休日出勤がある(代休がない)
こんなパターンがあります。残業代未払など遠い昔の話…というわけでもありません。
こういった環境では心身ともに削られてしまいます。はっきり言うとそんなところで働く価値はないです。
前の記事でも記載させて頂いたことですが、大手法人を選んでおけばこういった環境で就業を強いられることはほとんどなくなりますので、参考にしてみて下さい。
”担当者の相性が悪いことがある”
人と人です。合わないこともあります。
無理に付き合う必要はありません。「担当を変えてください」と言うだけで変えてくれます。
もしそんなことは言いにくい!という方も、基本的に今はエージェントとLINEで求人情報の送付や連絡がメインになると思いますので、LINEで言ってみるのもありです。
別のエージェントサービスに登録することも一つの手ですね。
まとめ
今回は転職に至るまでの流れで気を付けるべきことをお伝えしました。
自分で施設形態や業務内容を調べる⇒エージェントサービスに登録する
これが間違いなく転職の近道です。
最後に…
転職エージェントのサービスを利用するにあたって絶対に気をつけておかなければいけないことがあります。
それは押し売りです。
面接に行くといってないのに面接の日程を勝手に決められていたり、求人情報が1つか2つしか送られてこない。
そういったことがあった場合は迷わず別の会社のエージェントサービスを利用してください。
以上です!転職がうまくいくことを願っています☺
コメント